2013年11月16日土曜日

身体の内側からのスローエイジングを考える

「身体の内側からのスローエイジングを考える」

トランス脂肪酸がアメリカ全土で規制され始めました。
時代は少しずつですが、身体の中から食べ物を選ぶことが大切だということが理解され始めたというところだと思います。
脂肪が肥満の敵だと言われ続けて数十年、最近では糖質ダイエットという言葉が流行る程、目線は変わりつつあります。
では糖質ダイエット、何故糖質を減らすことが良いのでしょうか?

そのためにはインスリンの話をする必要があります。
砂糖、お炭水化物を食べ分解されると「ブドウ糖」となり、小腸から吸収され血流に送られます。その血中のブドウ糖の値が「血糖値」といわれるものです。
血糖値が高いと血管を損傷するためそれを防ごうとインスリンが追加分泌されるのです。 インスリンはブドウ糖を肝臓・筋肉へ吸収を促しエネルギー源として蓄えようとするのですが、そこに貯蔵出来る量はほんの僅か、そこから溢れた分は次に脂肪細胞へ送られ、それが体脂肪として蓄積されるという訳です。

もう一つ成長ホルモンのお話をします。
成長ホルモンは規則正しい生活できちんと分泌されます。
勿論子供と大人の分泌量は違い、大人になるにつれてどんどんその量は減少します。夜11時には質の良い睡眠をとることが大切と言われる所以はそのためです。
免疫力や自律神経とも大きく影響し合いそれぞれの機能の低下が成長ホルモンの分泌を低下させます。 また上昇すると他も上昇するというとても密接な関係があります。  上記の糖質の過剰摂取も成長ホルモンの分泌を低下させる一因となっていることも広く知られています。

糖質は血中の血糖値を上げるだけでなく、血管を損傷、老化させます。
その老化が進むとその先にある細胞に酸素や栄養が届きにくくなります。
血管の老化の先には動脈硬化、血管内に出来るこぶが破れると血栓、血栓で動脈がつまると心筋梗塞、脳梗塞に繋がる危険があります。
血管の老化は肌の老化にも繋がります。いくら上辺から肌の手入れをしても中々効果は出ないものです。この内側からのお手入れが著しい効果をあらわします。

このように普段の食べ物が身体の内側から少しずつ蝕むように老化をすすめるということに気がつけば、何を食べるかということを振り返るきっかけになるでしょう。

食べ物で考える血管内の健康のお話はここまでにして、次回は呼吸で考える血管内の健康のお話をしますね。成長ホルモンのお話も次回掘り下げて行こうと思います。

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